【創作】狩人と毒蛇2

セイタの耳にも熊の被害についての話は入っていました。そして、数日経ってもゴウタが山から帰ってこないことに関しても村人から伝え聞いていました。 セイタはまず、自分が終日にかけて田畑の周辺の見回りを行うことを村人に伝え、外出を控えるよう指示しま…

【創作】狩人と毒蛇1

あるところに二人の狩人がいました。 二人とも優秀な狩人でしたが、一人は「俺は、血の通うものなら、いつだって何だって狩ることができるぜ」と毎日のように村人に豪語していました。実際に彼は、ネズミから鹿、とんびに至るまで何でも狩ることができたので…

今日の言葉2

何をやるかより何をやらないかを決める人生は短く、時間は矢のように過ぎ去っていくものであることは誰でも知っている。しかし、そうした時間の中で何をやり、何をやらないかを正確に判断することは、豊富な人生経験とすぐれた知恵がないとできない。人生に…

今日の言葉

慢心は失敗を招くたまさか成功したとしても安心しないように。思惑通りにうまくいったからといって慢心しないように。 そんなふうに安住するのは、雪の中を歩いている途中で腰を下ろしてたっぷりと休憩することと同じだ。やがて気持ちよさがつのって眠くなり…

とある謝罪のかたち

効果的な謝罪は人によって異なる。ごめん、の一言が言えなくて人間関係を台無しにするケースはよく見受けられるが、何も謝罪の形は「ごめんなさい」や「すみません」を言葉にしたりするだけではない。一応、私はMBTIのタイプがINFPで、このINFPとは、日本人…

責任の所在と過信について

自分のことを買い被り過ぎた、分をわきまえていない責任感というものがあると思う。 このことに関しては、私たちに責任があります。申し訳ありませんでした。 という発言があったとして、それが本当なら、その私たちの努力次第では結果が良い方向に変わって…

言葉の力への過信

言葉の力っていうのを過信してしまっているのかもな。厳密に言うと、現実的な問題として、個人が扱える言葉の力には限界があるわけだから、それに伴い、個々の感じるところの言葉の力にも限界があるのだろう、ということなんだが。個人的には、一番汎用性の…

公私の顔

自らの様々な発言について述べると、人に言えた立場ではないことももちろんあるんだけど、現時点でここでは、俺はただ医師免許を持ってるってだけの、一人の男子でしかないからね。それこそ重くて責任が伴うことだろと言われればそれまでなんだが、俺は意図…

「止めて」問題について

例の医学生の事件とはまた離れた場所で議論するとして、完全に確信的にモヤッとすることをこれから言うし、俺は別にこんな意地悪はしないんだが、「止めてって言うのを止めて」とか「そんなこと言うの止めて」と言ったら、「止めろと言われたら止めるべきだ…

吾輩は熱帯家の猫である5

施設でのルーティーンは、朝は7時にキャットフードが30g提供されるのと、あとは、昼過ぎにCIAOちゅ〜るという猫のおやつがあり、飲み水に関しては毎朝一回は交換された。自然の中で育ってきた身としては、外に出られないというもどかしさはあったものの、概…

吾輩は熱帯家の猫である4

私の見た目は、グレーの縞模様のある白猫で、他の猫より若干毛が長いのと、一番の特徴は、かぎしっぽであることだ。ふくはキジ猫の部類に入ると思うのだが、キジ模様は控えめで、白い毛の方が多い。他の島の猫たちも似たようなもので、時折、三毛猫がいたり…

吾輩は熱帯家の猫である3

部屋は、白を基調としたシンプルな作りだった。フローリングや壁には先代の猫たちが引っ掻いて残していったと思われる、無数の傷があり年季が感じられたが、基本的には猫受けの良い雰囲気であったように思う。中くらいの冷蔵庫ぐらいの大きさのケージと、食…

吾輩は熱帯家の猫である2

沖縄本島にやってきた最初の一ヶ月は、かなり取り乱してしまった。気候はほとんどと言っていいほど変わらないが、なんせ南大東島から文字通り一歩も出たことがなかったものだから、全てのことが初体験でストレスが多過ぎた。最初にかなり堪えたのは、船に乗…

吾輩は熱帯家の猫である

吾輩は猫である。名前は、こう、という。南大東島出身なのだが、訳あって沖縄本島に保護猫としてやってきて、相棒のふくと引き取ってくれる者を待っていたところ、今の主人と出会った。ふくとの生活は、特に困ったこともなく、南大東島に居た時から一緒に遊…

新たなアイドル像

誰もがかつてのアイドルの如く、映像画面を占拠して歌ったり踊ったりできる世の中になって、アイドルという言葉の本来の意味である「虚像」を演じることに、相対的な価値が高まってきているのだと思う。その絶妙な塩梅で存在しているのが、アイドルVTuberな…

舐めんなよ!

考えてみると、舐めんなよ!って台詞はちゃんちゃらおかしい。自身の能力も人柄も容姿も、何も相手を平伏させられるようなものを持っていなくて、諦めて易きに流れて、勢い任せに脅迫的に相手をコントロールしようとした結果、そいつの口から出てくるのが、…

カリスマ性とは 誹謗中傷を逆手に取る

組織のトップに君臨し続けるには、ある程度のカリスマ性は必須だと思う。それというのは言うまでもなく、魅力的な人間性以外に無いと、個人的には思う。頭の良さだけなら、一流に近い人間は五万といるだろうけど、そこに人たらしな性格が伴っている者は滅多…

スマホ脳ならぬスマホ体

ここ数年の自分の体調に関して感じるのはやっぱり、体の状態と心の状態はリンクしているということ。近年、日本において精神疾患を抱える人の数が増えている原因は、もしかしたら日本人の平均的な身体機能が落ちているからなのかもしれない。数年前に、アン…

思索

人に対するイラつきや怒りって、それくらいのことがなんで出来ないのか、なぜしないのかっていう思いから生まれることがあると思うんだが、そこには多分にして、その人の能力の限界や、精神的な問題も関わってくるから、大体のことは大目に見ることが肝要な…

顔か、性格か、体か、セックス抜きには語れない

「顔と性格、お前ならどっちとるよ」「俺は断然、体かな。顔も性格も二の次だよ。とにかく肉感だよ、肉感。抱き心地至上主義なの、俺は」「ははは、さすがセックスマシーンじゃん。答えを裏切らないね。でも、よく考えてみると確かに、このよくある二択の質…

毒親による負の連鎖について

毒親による後の世代への毒の回りというのは、どうやら子がそれを認識して消極的に止めようとするだけでは不十分らしく、完全にその負のスパイラルを絶つには、積極的にその毒を払いきる意識が必要みたいだな。つまり、マイナスをゼロにするだけじゃなく、プ…

情報商材について

あんまり世間的には受け入れられないだろうことを言うかもだけど、情報商材って基本的に情報弱者を相手にしたものか、情報の価値そのものよりかは、買い手が抱く中身を知りたいっていう欲求につけ込んだものだと思うんだよな。だからおそらく、たとえ情報弱…

今日の言葉2

福を得たいなら福を植えよ 世の中には、福をもちたいと切望する人が非常に多い。しかし、実際に福をもっている人は少ない。 また、福を得たとしても、福を惜しむことを知っている人は少ない。さらに、福を惜しむことを知っている人でも、福を分け与えること…

今日の言葉

享楽の程度を心得よ 酒を飲むにも、 杯の底まで啜り、 酒粕までなめるのは 無粋である。 レモンをあまり強く搾れば、 苦みを出す。 人生における享楽も同じである。 あえて敵の攻撃を受けてみるのもいい 攻撃されて、器量が小さくなるように思えるのは、自分…

今日の言葉

他人への批判はすべて自分に当てはまるもし、きみがだれかを批判しているなら、気をつけたほうがいい。 人間同士で加え合う非難の言葉も、責め合う理由も根拠も、すべては自分のほうへ跳ね返ってくるのだから。 「お前の考え方は間違っている」ときみが怒る…

沖縄の男、女、今井絵理子

沖縄という唯一無二のイメージがある県だからってことも、俺が沖縄県民だからってこともあるんだろうけど、枠回りしてて恋愛等の話になると、定期的に女性配信者から過去に出会った沖縄のクズ男の話をされるんで、その度ごとに同郷の人間として枠主に平謝り…

今日の言葉

経営学者のピーター・ドラッカーの言葉 「強みのみが成果を生む。弱みはたかだか頭痛を生むくらいのものである。しかも弱みをなくしたからといって何も生まれはしない。強みを生かすことにエネルギーを費やさなくてはならない」

石丸伸二と山崎怜奈のやり取りに関して

今更なんだが、一時期、話題になっていた石丸伸二と山崎怜奈のやり取りを見てみた。世間の反応としては、女子供に容赦ない石丸伸二、一蹴された山崎怜奈、という解釈になっているそうだが、自分としては、石丸伸二お馴染みの質問者を突き放す態度はあったも…

メディアで見受けられる議論について

完全に素人意見なんだが、国会中継やらなんやら、もちろんそれには国民にきちんと、どうなふうに政府に携わる人たちが仕事をしているかを伝える目的もあるんだろうけど、日本人は文化的にも気質的にも議論を苦手としていると思うし、ましてや、そういう教育…

○枠の去り際 配信を終わらせたくなくて打つコメント振り向かせる言葉が無くてハートだけ 深夜の自室にスマホだけが光り心細く響く君の声独り言をささやき夢うつつの時間終焉は匙加減 ○プロレスラー、ダンプ松本 血と汗がスポットライトを反射し表情を歪ませ…