NHKのニュース特集で、不登校の学生の人数が過去最多の約34万人に登ったことについて取り上げていた。
そのうちの約20%のケースでは、保護者が我が子をサポートするために何らかの形で働き方を変えざるを得なかったとのこと。
最近では、こういった状況を鑑みて保護者を支援する団体も増えてきているらしい。
個人的には、人生はどこでどう転ぶかなんて分からないわけだから、子供にとっては、不登校をピンチと捉えることも出来ればチャンスと捉えることも出来るものだと思っているのだが、
番組に出ていた母子家庭の保護者の当時を振り返る話を聞き、その同情を禁じ得ない様子を見ていたら、不登校という問題は決して当の本人だけの問題ではないのだなと気づかされた。
取材されていた保護者のケースでは、家にいる子供の面倒を見るために仕事を辞めざるを得ず、最後に受け取った給料は2万円程度だったということだった。
こういった状況そのものも不登校児の復帰を妨げる一因になっているはずだから、不況は、国民の生活の至る所で影を落としているのだなと思った。